「スピ」と「占い」は別だった

スピリチュアルティーチング

もしタロットカードを買いたいなら気をつけてください。

本屋さんにいくと「占い」と「精神世界(スピリチュアル)」

のコーナーは別々になっています。

必ずどちらのコーナーも確認して、お気に入りのタロットを見つけましょう。

ただし、占い用のカード全てがタロットではないので、

そこはこちらの記事を読んで、間違わないように気をつけてくださいね。

私が占い師の先生にオーソドックスなタロットを習ったのは2000年台初頭。

そのころは、「占い」と「スピリチュアル(精神世界)」はキッパリ別れていました。

私が習った先生は、霊を全く信じていない超リアリスト。

パチンコとお酒が大好き。手品も出来る。

占星術やタロットについて、海外の文献などの学術的知識を徹底的に研究して、

それを「占い」という手法でお仕事にしていた方でした。

時は流れ、2020年代に入った現在。

もはや「スピリチュアル」は「占い」と同義語になってしまい、

もともと「精神世界」という意味で使われていた

「スピリチュアル」は

いまや「精神世界」とは別物になっています。

そして何よりの違いは、

伝統的な占いよりも、

「霊感」を使った占い師が多発し、

その占い師を世間が求めるようになってきたこと。

そもそも、人間はスピリチュアル(霊的)な存在であり、

日本のような宗教的ブロックがあまり無い場合、

霊感を開花させること自体は、さして難しいことではないのです。

ただし、「霊感がある」ことと「人間性」は全く別なので、

そこは気をつけてくださいね。

以下、過去に定義されていた

「占いの特徴」と「精神世界」「宗教」について

ざっくりお伝えいたします。

占いの特徴

昔の「占い」界では、

霊感より「知識」が重視されます。

そもそも占星術も、

もとは「天文学」であり

錬金術も「化学」という視点で、

今の「科学」と同じように取り扱われていました。

生年月日で導かれる「命術」においては、

一定の「仮説」に対して、

たくさんのモニタリングが繰り返された結果

これは「統計学」だとも、言われています。

そんな中。

見えない世界についての世界中の古い文献を調べ、

秘密結社として、キリスト教以外の宗教の教えを学び、

「考古学」「民俗学」「心理学」「哲学」「形而上学」までも包括し、

「神秘学」として研究しまくった人たちがいました。

知的好奇心満々のオカルトオタクがつくった

ウエイト版のタロットには、

その研究結果がギュウギュウに詰まっています。

とくに、占星術と大アルカナを一致させるために

「Ⅷ正義」と「Ⅺ力」を逆にしちゃうなんて!

めちゃくちゃこだわって作られてますよね。

そりゃ売れまくるはずですよ。

その一方、

「占」や「卜」の語源となっている

「亀の甲羅に入ったヒビから吉凶をみる」とか、

「水晶玉」をつかったりするような、

学問と関係のないジャンルの「占い」もありますが。

これらと精神世界の違いは

「未来をみる」「予言」「予知」

をするか、しないか、にあると考えます。

精神世界においては、

「未来は決まっていない」という考え方が一般的なのです。

精神世界(かつてのスピリチュアル)とは

現在における占いと精神世界の大きな違いは、

「未来をみる」こと、「願いをかなえること」

を目的にしていないこと。

ただ、それだけです。

もともと、

精神世界というジャンルでは、

人間が「霊的な存在」として存在している

という原則を包括するものすべてを指してスピリチュアルと呼んでいました。

そこには当然、

「オーラ」「チャクラ」「前世」「守護霊」「神」「天使」

というものも入ってきますが、

昔はそれを使ってカウンセリングする仕事なども少なく、

理解している人も少なく。

「占い」業界側は、

研究や文献など、

歴史的な実績がない「霊的」ジャンルは

すべて「怪しい」という見解で一線を画していたのです。

ところが、

テレビで「オーラの泉」が放送されたことで、

一気に精神世界の知名度が上がり、

霊的に目覚める人も、

それを仕事にする人も増えて、

「占い」業界側も敵に回すことが難しくなってきました。

占いとはもともとは予知がメインのジャンルだったはずなのですが、

前世をみるとかオーラをみる。

というものも占いの一つになってきたところから、

どんどん統合されていき、

いまや完全一体化した状態です。

かつては「精神世界」=「スピリチュアル」でしたが、

いまでは、

「占い」=「スピリチュアル」

になっています。

さらには、

「精神世界」のほうは

「陰謀論」「宗教」

のジャンルに、

寄せられつつもあります。

宗教との違い

占い、精神世界、スピリチュアル。

これらと、宗教の違いはただ一つ。

教祖がいるかどうか。

経典があるかどうか。

たとえ、霊的な教えがなかったとしても。

その二つがあるかどうかのみが、

宗教かそれ以外かの違いです。

まとめ

占い」「精神世界」「宗教」の見解について、

かなりざっくりお伝えしました。

私の個人的見解も多分に含まれますので、

申し訳ございませんが、あまり妄信せず、

雰囲気だけ受け取っていただき、他言無用でお願いします。

タロットを使うにあたり、ベーシックな知識として、ざっくりでも知っておいてほしかったのです。

いまや「占い」は、

性格診断、相性、未来予測だけでなく、

オーラや守護霊、前世といったもともとは精神世界にあったものが

完全に取り込まれています。

こんな状態ですが、

私は軸足は「精神世界」の人です。

霊的なほかの存在(天使、神、守護霊)は信じていても、

「未来予測」は信じていません。

その一方で、

エンターテイメントとしてドキドキワクワク楽しんだり

自分の生き方、考え方の参考として、

「占い」がとても素敵なツールであると思っています。

人は「学ぶ」ために地球に産まれたから、

精一杯、

自分に正直な状態で人生を旅する。

これが私が天使から受け取った、

タロットの教えです。

占いという側面からは、

それを学ぼうとする人があまりいない今。

私はできるだけ沢山の人に伝えていきたいと考え、

このブログを書いています。

たとえ、

お金がなかろうと、パートナーがいなかろうと。

人に(本当の意味で)優しく。

自分に優しく。

心に嘘をつかず。

勇気と知恵と希望をもって全力で生きる。

傷つくし、

負けるし、

悔しいし、

嫉妬もするし、

落ち込むし、

すべて自業自得だし、

辛いことなんて山ほどあります。

でも「生かされ」続ける限り

少しでも幸せな未来のために、

考えて、覚悟して、

命がけでチャレンジを続けたいと思います!

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